「花粉症」と「風邪」の症状の違い

 

「花粉症」と「風邪」の症状の違いとは
花粉症の一般的な症状としては、「くしゃみ」や「鼻水」、「鼻詰まり」、そして「目のかゆみ」が挙げられます。(一次症状といいます)

 

特に、くしゃみや鼻水、鼻詰まりといった症状は、風邪の初期症状とよく似ています。 よく、「風邪と花粉症の症状の違い(見分け方)」といった解説の中では、

 

 


『風邪の場合のくしゃみは、せいぜい3〜4回程度、花粉症の場合は7から8回、それ以上連続して止まらない』

 

『風邪の場合の鼻水は、最初はサラサラしていても時間が経つにつれ黄色みを帯びて粘りが出てくるが、花粉症の場合は水のように透明でサラサラしている状態が続く』

 

『花粉症の場合の鼻詰まりは、症状が重く、両方の鼻が詰まり息さえ出来なくなる場合があるが、風邪の場合はそこまでひどくない』

 

『風邪の場合、喉がイガイガしてに唾を飲むと痛みがが強くなることがあるが、花粉症の場合は喉の痛みが出ても唾を飲む際に痛みは伴わない』

 

『風邪の場合は嘔吐や下痢が伴う場合があるが、花粉症の場合はそれはない』


 

実は、どれも半分正しいようにも思いますが、実際にはどちらの症状も人それぞれ個人差があり、決定的な違いとはいえません。

 

花粉症は風邪の症状と似ている?

>たしかに「目のかゆみ」に関しては、風邪の場合には起こりづらい症状かもしれませんが、他の3症状については難しいと思います。

 

ワタシの経験では、くしゃみと鼻水、そして目のかゆみの3症状が「発作的に連続して複合的に起こる」といった感覚でした。 このような感覚も、「ワタシの場合の一症状」に過ぎませんので、アナタの場合とは違っていると思います。
ただ、多くの花粉症患者共通の症状と特徴ということで参考にされてもいいと思います。

 

次に、一次症状が続くと、以下のような重い症状(二次症状)を起こす場合があります。

 

・まれに「喘息」に似た症状が出る場合があります。すでに喘息の持病をお持ちの方は、喘息発作を起こすことがあります。

 

・目に異物感を感じ、涙が出たり、目ヤニが出たりします。コンタクトレンズをしようしている人の場合、「巨大乳頭結膜炎」などになる場合があります。

 

・耳の奥の方が痒くなり、鼻をいじって鼻血を出すことがあります。 ・頭痛や頭重感、微熱や身体のだるさなどを感じる場合があります。

 

・花粉を口から吸い込んだり、花粉が混ざった鼻水を飲み込むと、下痢や吐き気、腹痛などといった症状が出る場合があります。

 

・目の周りや目の下、首筋などに炎症を起こすことがあります。アトピー性皮膚炎の方は花粉症を併発するとかゆみが増幅する場合があります。

 

・花粉の種類や量によっては、まれにアナフィラキーショックを起こす場合があります。 ・睡眠不足や集中力の欠如、イライラ感、食欲不振などが続くと、うつなどの心理的症状を起こす場合があります。

 

 

ところで、花粉症の場合は主に屋外で原因花粉によって発症しますが、逆に屋内でも同様の症状を起こす場合があります。

 

花粉症かどうかを早く診断することが大事です

それは、部屋の中のほこりやダニの屍骸など、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎です。

 

この場合、花粉の飛散時期だけでなく、年中通して花粉症とほぼ同様の症状が続くので、さらに深刻なのですが、その対策も自ずと違ってきますので、早めに医療機関に受診して原因を特定する必要があります。

 

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