『生活習慣病』の主な原因とは?
なぜ、生活習慣病が増えているのか、生活習慣病の原因について考えてみましょう。文字通り「生活習慣」に深くかかわっていることは容易に想像できます。
さまざまな原因が指摘がされていますが、主な原因として次の4つに大別されます。
戦後の高度経済成長期とともに、欧米の食べ物が日本国内に急速に輸入され、米や麦に大豆などに代表される穀物類の需要が減ると同時に、炭水化物の摂取量が減少し、それを埋め合わせるかのように動物性食品や脂っこいもの、甘い菓子類や飲料の消費が増加したことなどがあげられます。また、塩分の摂りすぎや野菜の摂取不足なども原因とされています。
2つ目は 「喫煙と飲酒」 です。
たばこは、昔から嗜好品として庶民に親しまれてきましたが、現代のように若者からお年寄り、女性まで幅広く喫煙されてはいませんでした。
飲酒もほぼ同様のことがいえます。仕事のストレス発散や会社の付き合いなどでどうしても飲酒する機会が増え、それが常用化、中毒化し、毎晩飲まずにはいられなくなるのです。「お酒を飲まないと眠れない」という人も多いようです。
3つ目は 「運動不足」 です。
現代の自動車を中心とした交通機関の発達や機械化に伴う肉体労働の減少、家庭生活における電化製品の需要増加など、現代人の暮らしは大変便利になった反面、昔の人のように体を動かす機会がきわめて少なくなり、運動不足に陥っています。
4つ目は 「精神的ストレスの増大」 です。
社会環境が複雑になり、精神的緊張が続く現代生活において人々はストレスを蓄積しています。ストレスは単なる心身症だけではなく、生活習慣病をはじめあらゆる病気の引き金になります。さらに体の不調感や異常感、又、ストレスの増大にしたがって増える飲酒や喫煙などもあいまって、我々の健康に大きな影響を与えているのです。
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