住宅ローン~しっかりと肝に銘じたいこと!
これからいよいよ住宅を購入しようとしているあなた!
まさか、現金で住宅を購入するわけじゃありませんよね?だとしたら、必ず「住宅ローン」をご利用になると思いますが、あなたは住宅ローンの事情をご存知ですか?!
これからあなたは、おそらく20年~35年ぐらいは、ずーっと住宅ローンを払い続けなければなりません。その入口である住宅ローンの選択(ローンの種類や金利の種類etc...)を間違えると、払い込む金額が相当違ってきます。あなたの無知のせいで。。。それぐらい、住宅ローンとは重みのある借財であることを肝に銘じましょう!
住宅ローンの種類を知ろう!
住宅ローンを知るうえで、一番基本となるのが、住宅ローンの種類です。住宅ローンを借りる場合はこれをしっかりと押さえておく必要があります。まず、住宅ローンには貸し手である金融機関によって大きく「公的住宅ローン」と「民間住宅ローン」に分けられます。
「公的住宅ローン」は名前のとおり、公的な金融機関が公的資金を用いて貸し出す住宅ローンのことです。以前は代表格とされていた「住宅金融公庫」(2007年3月31日に廃止され、その後、独立行政法人「住宅金融支援機構」に業務が引き継がれました)のほか、年金住宅融資や財形住宅融資などがあります。各地方自治体が取扱っている自治体融資も公的融資の一つとされますが、自治体自らのお金を融資するタイプ以外にも、特定の民間住宅ローンを斡旋して利払いの一部を補助するタイプが多いようです。
一方、民間金融機関が取扱う「民間住宅ローン」は、それぞれの金融機関ごとにサービスの内容もさまざまです。民間住宅ローンは、銀行や信託銀行などほか、信用金庫や労働金庫、生命保険会社、農協、ノンバンクなど、多くの金融機関が手掛けている状況です。
一方、民間住宅ローンの場合は、担保価値を見るための住宅条件はあるものの、住宅の広さや質など明確な基準は設けていません。その代わり、借りる人には、年収や勤続年数などかなり細かく条件が付けられます。また、その条件も、ある程度は公表されていますが、他にも公表されていないものもあり、公表された条件だけを満たしていても審査で落されるケースも多いようです。
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住宅ローンの金利について
住宅ローンを組むときに、もっとも重要な要素として挙げられるのが「金利」です。これもしっかりと理解していただく必要があります。まずはじめに、金利の種類として「固定金利」と「変動金利」について十分理解してくださいね。
「金利」といっても、利息が何パーセントという実質の金利という意味のほかにも、金利を支払う「方式」の違いがあります。おおよそ30年前後という長期間返済するものですから、支払の方法にもさまざまなタイプがあります。
「固定金利」
もちろん、金利が上昇していった場合はリスクがなく安定しているのですが、逆に金利が下降していった場合は、結果として変動金利に比べて多くの返済を強いられることになります。家計簿的には、返済額が最後まで変わらないためわかりやすく、計画的な返済方法といえます。
この固定金利にも、返済期間中最後まで固定される「全期間固定型」と、返済期間中1回だけ金利が上がる「段階金利型」の2タイプばあります。
「変動金利」
変動金利とは、名前のとおり支払期間中に金利が変動するタイプのものを指します。
金利の変動は通常半年に一度の見直しが自動的に行われます。また、毎月の返済額については5年間一定なのが一般的ですが、最近では半年に一度変わるタイプのものも出ています。金利が低い時期には返済額は低く抑えることができて結構なのですが、一方で金利が変動するため返済計画がたてづらい側面があります。
変動金利にも、一般的な変動金利のほかに金利は変動するけど上限金利が決まっていて、それ以上金利が上がらない「上限金利特約」というタイプがあります。
「固定金利選択型」
固定金利選択型と呼ばれるもので、このタイプは当初の借入時に選択した一定期間中は金利が固定され、その固定期間が終了した段階で、もう一度固定金利か変動金利を選び直すことができます。
選択できる期間は、1年、2年、3年、5年、7年、10年と細かく設定できます(中には15年~30年の5年刻みのものまであります)。
日本の住宅ローン 住宅ローン減税とは?
住宅ローンのある方は、「住宅ローン減税」と呼ばれる税金の優遇処置(控除)を受けることができます。実は、平成20年度で打ち切りの予定だったこの制度が、昨今の不況の影響などにより平成21年度も継続されることが確実となりました。この点もしっかりと押さえておいてくださいね。
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住宅ローンの控除期間10年で、控除額は毎年50万円が上限となっています。なお、所得税から控除しきれない額は、「住民税」からも控除されるようになりました。
住宅ローンの控除を受ける場合、最初の年は税務署で確定申告が必要となりますが、サラリーマンの場合、2年目以降は職場で年末調整されるようになります。
いずれにしても、住宅ローン減税を当てにして住宅ローンを組むのはやめましょう。その分を繰り上げ償還するぐらいの気持ちを持ってくださいね!
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住宅ローン事前審査について
住宅ローンを受ける際に、やっておくべきことのひとつに「事前審査」があります。要するに希望の金額や金利、返済方法など、自分が希望する条件で本当に借りられるのかどうかを本番(本審査)の前に仮審査することができるのです。
また、現在の借財(借金)についても、偽りなく申告してください。なぜなら、借金額を少なめに申告して事前審査は通ったとしても、本審査では通らなくなるケースが多いからです。
本審査は、金融機関自らが行わず、金融機関と提携している保証会社が行いますので、ごまかしは一切ききません。
住宅ローン
シミュレーションしよう!
住宅ローンを借りる際の目安として、前述した「事前審査」を受けることが良いのですが、たくさんの金融機関があって、それぞれ条件等が違うため、すべてを事前審査するなど、現実的には到底不可能です。また、実際に住宅ローンを借りた場合の毎月・ボーナス時の返済額などをあらかじめ試算をしておくことは重要です。
そこでお勧めなのが「住宅ローンの返済シミュレーション」です。これは、インターネットを通じて住宅ローンシュミレーションを手軽に実施できるもので、たとえば、返済額の試算は金利などの返済条件を入力するだけで、総返済額や毎月の返済額、ボーナス時の返済額をカンタンに試算することができます。
ほかにも借入可能な金額や金利の型(固定金利・変動金利)による比較、複数ローンの組み合わせによる返済額など、さまざまなシュミレーションがかのうなので、これらシミュレーションによってある程度範囲を絞ってから事前審査を申し込むと良いでしょう!
住宅ローン
金利は今後上がるの?下がるの?
これまで、色々と基礎知識として説明してまいりましたが、皆さんが一番注目していることは、「今後、金利はどうなるの?」ということだと思います。
この金利の変動について考えた場合、金利というのはどのような要素で決まるのかというと、日本の景気動向や物価の動向、金融政策など、総合的に判断されるものです。ただし、今の金利の現状を過去からの金利の推移を見ても分かるとおり「超低金利」状態に陥っています。
日本の金利の推移(赤が金利推移)
このグラフからも分かるように、どう見ても今は金利が落ち切っていて、これ以上下がる要素はありません。あとは、「今の金利がいつまで続くのか、いつから上昇に転じる」のかのような気がします。ですから、これから新たに住宅ローンをお考えの方は、まずは「固定金利」を確保し、状況を見ながら「借り換え」を検討するのが王道といえます。
住宅ローン・金利に関する
Q&A
●質問内容
住宅ローン固定金利と変動金利どちらがお得ですか?
★ベストアンサー
●質問内容
マイホーム購入について、同じ状況でローンを組んだ方や、詳しい方アドバイスください。初めて投稿させていただきます。現在住んでいる賃貸マンションの書き換えにあたり、マイホーム購入を考えて仲介会社へ相談に行き、いくつかの物件を見学後、良いものがあったので、明日の午後に契約する段取りとなっておりました。しかし・・・
★ベストアンサー