あるアンケートから判明した『化粧選び』の実態とは?
通常、このようなアンケートは、化粧品を売る側(メーカー、販売店)がマーケティングのために行っているものですが、よーく考えてみると、買う側にとってみても、とても興味深く参考になるデータが集められています!
多くの女性がどのような思考で化粧品を選んでいるかを知ることは、化粧選びのキャパを拡げることになりますので、より確実な選び方を身につけることが出来るのではないでしょうか。
そのような観点から、ぜひ、お読みいただき化粧品選びの参考になさってください。
アンケートの概要とは?
また、モニターの皆さんは、全国47の都道府県に分布されておりますので、地域による偏りは少ないものと思われます。
そして、化粧品を選ぶ(購入する)ときの情報源や選ぶポイント、さらに関心の高い化粧品の種類などについて尋ねたところ、年齢によって違う傾向にあることがハッキリとわかりました・・・
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情報収集・若い世代と年配世代の違いはズバリ!?
ただし、年齢別でみてみると、40代以下では「雑誌」が多かったのに対し、50代以上では「口コミ」が多いことがわかりました。
また、10代から20代の女性は他の年代に比べ「テレビCM」と答えた人が多くなっています。
これらの結果から、『若い世代では、広く情報を集めようとする傾向があるのに対し、年齢が上がってくると、少ない情報でも確かで信用が高い情報を求めている』ということがわかりました!
新しい化粧品を選ぶときの決め手にも違いが!
次に、新しい(今までと違った)化粧品を購入するときの決め手となるのはどんなことですが?」という質問です。
このことから、若い世代ではイメージ優先であり、年代が上がるにつれ実質優先に変化していることがわかります。
化粧品・話題となる商品は年齢層で違う?!
「化粧品で話題となる商品はなに?」という質問に関しては、10代の場合はスキンケアの基本である「洗顔」、さらにメイクのとっかかりである「アイメイク」に関心が集まっています。
40~50代の場合は、化粧水・ファンデーションに加え、「美容液」への関心が高まってきます。そして、60代以上の世代では美容液や乳液に関心が集まっています。
このことから、年齢層による肌の状態やメイクに対する認識の違いなどによって変化していることがわかりました。
また、話題の中身についてですが、「新商品の情報」や「テレビCM」といったトレンドな話や、ウワサ話は以外と少なく、一番多いのが自分で実際に使って良かった商品に関する話題(61%)でした。
ただ、若い世代ではトレンド的な話題が多い傾向にあります。
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ファンデーションで期待する効果は?
「ファンデーションの効果で重視しているポイントは何ですか?」という質問に対して、圧倒的に多かった答えは「仕上がり感(ハリ・ツヤなど)」で7割近くにのぼりました。
ほかには「化粧の持ち」、「カバー力」、「美容効果」と続いています。
年齢層的にみると、「美容効果」(いわゆる美白や保湿など)という答えは年齢を増すごとに低くなっていく傾向にあります。
化粧品ブランドは衰退?
多くの方は、「化粧品はブランド品が人気」だと思っているようですが、実は正しいとはいえません。
今や主流は「アウトオブブランド」。いわゆる企業名を隠して、商品名だけで展開するもので、「商品名がブランド」となるケースが増えています。
売り上げをみてもユニリーバが210億円、ロレアルが119億円に対し、日本の資生堂は49億円、鐘紡が47億円と、太刀打ちできない状況です。
化粧品をどこで買うか?
ドラッグストアが一番人気とは以外ですが、 なぜ、ドラッグストアや通信販売が人気なのでしょうか。
その理由としては、「安く買えること」や「立ち寄りやすい場所にある」、「品ぞろえが豊富」、「化粧品を手にとって自由に選べる」という回答が多く、百貨店や専門店など、販売員との接触は敷居が高く好まない人が多いのではないかと思われます。それよりも自分の意思で自由に選べることや便利さが好まれているようですね。
化粧品情報の入手先は?
「化粧品に関する情報をどこで仕入れるか?」という質問で、もっとも多かったのが「インターネット」で、続いて「テレビCM」、「雑誌」となりました。
化粧品の体験談や比較サイトなどのネットサイトが増えて、気軽にインターネットから詳しい情報が入手できるようになったことが理由だと考えられます。
さらに、ネットで人気の商品の多くがドラッグストアなど、店頭に陳列されており、ネットで情報を仕入れ、ドラッグストアで買い物をするというパターンが主流になりつつあります。